イギリス製 生産台数:数十台 1930年代
日本では5台が確認されている。
造られたEMG蓄音機の中でも一番良いと評価されている。
この機種のみホーンの材質がエボナイトであるため低音が締まった音である。
他の機種は全てパピエマーシュ(紙)製
正規の円形型エクスポーネンシャル・ホーンのため音像は点音源になり、ヴォーカルなどは、よりリアルな音を再現する。
どの位置で聴いても位相のずれが無く、理想的な音である。
イギリス製 生産台数:166台 1927年
本シリーズの最高機、金属部分は金メッキ仕上げ、4本ゼンマイ、ホーンの材質は亜鉛板。
リエントラント・ホーンと言う、共鳴管の途中からホーンを2分割したため上のホーンと下のホーンで同じ周波数が共鳴した時に、聴く位置で双方の距離が異なるため、位相が逆になる周波数が出来、音抜けの現象が起きる。
但しこのホーンは上と下の大きさが同じために、中心で聞いた時だけ全ての周波数において位相は揃う。
キャビネットはマホガニー材である。
アメリカ製 67000台製造 1926年
もっとも完成度の高い蓄音機として、蓄音機の黄金時代を築いた本機は、蓄音機を知る人にとっては垂涎の的であった。
4本ゼンマイ、ホーンは金属と木製(アメリカの松材)で2分割された、リエントラント型である。
アメリカ製 パナトロープ 1926年
シリーズ中の最高級機、金属部分は全て金メッキが施され、4本ゼンマイ、ホーンはエクスポーネンシャル型。
アメリカ製 エジソン研究所モデル 1919年
ダイアモンドディスク用:エジソン社には、特に入念に作られた研究所モデルと呼ばれるシリーズがある。その中でも代表的なものであった。
このモデルでカーテンテストが頻繁に行われた。特に、1919年9月カーネギーホールにおいて、2600人の聴衆の前で行われたテストは、エジソンの自社製品への自信をうかがわせる有名なエピソードとして語り継がれている。
ボリューム調整のためにフェルトボールがホーンの中を前後する仕組みになっている。
金属部分は全て金メッキ仕上げである。
イギリス製 卓上型 製造台数350台 1930年 No.494
2本ゼンマイ、2スプリングのサウンドボックス付き。
オートストッパー付き。
イギリス製 生産台数:350台 1932年 No.865
ホーンは紙を貼り重ねたパピエ・マーシュのエクスポーネンシャルホーン
その紙の素材はロンドン市の電話帳であった。
イギリス・グラモフォン卓上型 1924年
フランスのルイ・ルミエールが1908年に振動板のパテントを申請。
金属部分と振動板は全て金メッキ、2本ゼンマイ。
フロア型
HMV194
卓上型
Pathe プログレス 1914年
HMV130
ビクトローラ VV1-90
コロンビア グラノフォーラ ファヴォリート 1909年
ポータブル型
HMV102
HMV114
Decca ニューデッカ 33型 1925年
日本蓄音機株式会社 MG260-A
エジソン
スタンダードA型
ホームA型
計21台
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